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労災とはどんな保険?

労災(労働災害)とはどんな保険?

 

いろんな場面で「労災ってどんな保険かご存じですか?」とお聞きすると、ほとんどの方が「よくわからない」、もしくは「なんとなくしか知らない」と返答されます。

確かにそんなに頻繁に使うものではありませんし、企業にお勤めの方の社会保険制度になっていますから保険料もご自身で支払っているわけではありません。

 

労災、正式名「労働者災害補償制度」とは、仕事中や通勤中に起きた出来事を原因とした負傷、病気、障害または死亡に対して、労働者や遺族のために、労災保険から必要な保険給付がなされる制度のことをいいます。

具体的には、軽度なものでは勤務中に廊下で転んで骨折した、工場で作業中にうっかり機械に指を挟んで切ってしまった、など。重度なものでは、高所作業中に誤ってすべり落ちてしまった、機械に巻き込まれてしまった、などで死亡に至る場合などがあります。     

 

 こういったケースでは、病院で治療の際に「労働中の災害です」というと健康保険は使用できず、労災保険の認定をもらって100%労災保険から治療費が出ます。

怪我のみでなく、業務が元で発症したことが認められれば病気の場合も労災保険が適用されます。

 

 では、具体的に保険金とはどんなものでしょうか。大きく下記のとおり7つあります。

  1. 1.遺族補償給付(死亡保険金)
  2. 2.葬祭給付
  3. 3.療養補償給付
  4. 4.休業補償給付
  5. 5.障害補償給付
  6. 6.傷病補償年金
  7. 7.介護補償給付

1と2は死亡された際に支払われる保険金、3~7は病気やケガなどで働けない等の時に支払われる保険金となります。

一見、手厚く保険がかかっているように思えますが、実際は国が支給する制度ですので、これだけでご本人、ご家族が十分に生活できるというものではありません。

そのため、不幸にも死亡に至るケースでは弁護士を雇って会社側へ、賠償責任の裁判を起こすケースも多く見られます。

 

事例として、ごく平均的な家庭のご主人(月収30万円で妻・小さなお子さん2人のご家族)が業務災害にて亡くなったと仮定します。

初年度に支払われる給付金は上記でいうと1と2ですが、どれくらいになると思いますか?

1が約530万円、2が約60万円。合計600万円ほどとなります。(ざっくりと計算しています)絶対的に少ないと感じる方が多いと思います。

その後の年金は250万円ほどで、お子さんが18才になると減ってしまいます。国に頼れると思っていると、当事者になってから驚かされることも多いでしょう。  

 

労働災害はご家族の心にも、生活にも、大きな影を落とす事故になりかねません。中央保険プラザでは、そんな従業員様の困った状況のときに相談できる弁護士さんもご紹介しています。また、事業主様に向けた労災上乗せ保険もございますので、ぜひお問い合わせください。

(記事:本社コンサルタント 遠藤)

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