【岐阜FP相談ブログ】外貨建て保険と積み立てNISAとiDeCo
資産形成において選択肢は様々ありますが、日々のご相談で特に多い、
・外貨建て保険
・積み立てNISA
・iDeCo
についてそれぞれの特徴をまとめてみました。
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1.支払うときのメリット
『外貨建て保険』は、生命保険と同じ扱いになります。
新たに契約した場合は、年間80,000円以上の保険料を支払いすると
上限の40,000円が所得控除できます。
『積み立てNISA』は、支払い時に所得控除はありません。
年間の購入金額40万円分までの分配金と売却益が非課税となります。
『iDeCo』は、
掛け金の全額が所得控除できます。
・自営業の方は、年間68,000円
・会社員や公務員の方は、年間12,000円~23,000円
・専業主婦の方は、23,000円
まで拠出することが出来きます。
掛け金は、月額5,000円以上で1,000円単位で毎年変更も出来ます。
⇒支払い時のメリットは、「iDeCo」が最も大きくなります。
2.受取るときのメリット
『外貨建て保険』は、ここでも生命保険と同じです。
死亡保険金で遺族が受け取ると、相続人一人あたり500万円まで非課税となります。
資産形成目的なら満期保険金や解約返戻金にて受け取ることになるので、
払込総保険料との差額が50万円を超えなければ、納税は発生しません。
超えた分は、一時所得として1/2をして総合課税となります。
『積み立てNISA』は、先に記載した通り、年間40万円まで購入した分の
分配金と売却益について、通常20%課税が非課税となります。
2018年から2037年までの20年間、最大800万円まで適用されます。
『iDeCo』は、将来の年金づくりなので、60歳まで運用することになります。
この運用期間中に発生する運用益が非課税となり、60歳以降
一括で受け取るなら
⇒退職所得控除
分割で受け取るなら
⇒公的年金等控除
を受けられ、所得税の優遇を受けられます。
3.知っておきたい運用商品のちがい
『外貨建て保険』は、海外の債券で運用されます。
債券は一般的に株式よりもリスクが低いと言われます。
※ただし債券にもデフォルトリスクがあります
運用リスクは、保険会社が負担するので、契約者は為替リスクのみ保持することになります。
『積み立てNISA』は、公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、
その名の通り「株」で運用されます。
対象所品については、こちら↓↓↓
「つみたてNISAの対象商品」(金融庁ホームページより引用)
『iDeCo』は、選択肢が幅広いです。
まずは、取り扱っている金融機関、
・銀行
・証券会社
・保険会社
を決め、各社が取り扱っている対象商品から選べます。
主な対象商品は、
・預貯金
・保険
・国内債券
・国内株式
・外国債券
・外国株式
などです。
どれか一つでもいいですし、それぞれ組み合わせも自由です。
4.まとめ
以上、税制面を中心にそれぞれ特徴があります。
『iDeCo』または原則60歳まで解約することはできませんので、
使い方をわけると、、、
・保障が必要なら外貨建て保険
・資産が増えたら使いたいなら積み立てNISA
・積極的に運用して年金づくりならiDeCo
ざっくりこんな感じでしょうかね。
【関連動画はこちら】
(記事:太田)