初心者にやさしい【ドルコスト平均法】
投資の「3つのキーワード」長期・分散(投資先の分散)・積立(時間の分散)
その中の積立で出てくる投資手法「ドルコスト平均法」
すべてを理解するには少し時間がかかりますので今回は仕組みやメリット・デメリットを簡単に解説しました。
ドルコスト平均法は毎月一定の金額で金融商品を購入する方法です。
日々変動する運用商品の価格の変化を平均化させて利益を大きくすることを狙います。
ポイントは一定数ではなく一定額の購入、ここです!
例えば、A社の株式を毎月100株購入する!ではなく1万円購入する、こんな具合です。
一定額を決めて購入するので価格が高いときには少ししか購入できませんが、価格が低いときには多く購入できます。
ではどんなメリット・デメリットがあるか見ていきましょう。
■ドルコスト平均法のメリット
1.投資初心者でも取り組みやすい
ドルコスト平均法の買い方は簡単で、金融商品を決めたら月々の積立額、そして期間を設定するだけ、その為手間がかかりません。どのタイミングで購入するかなど悩む必要もなく初心者に始めやすい手法といえると思います。
2.高値掴みを回避できる
ドルコスト平均法は投資家が意識しなくても、価格が安いときには大量に買い、安い場合は少量注文を行います。金融商品は価格が変動するため、価格が高騰しているときに一気に購入してしまうと高値掴みをしてしまい、なかなか利益を上げることはできません。しかし、ドルコスト平均法であれば、一定の金額と決めて設定する為、高値掴みのリスクを最小限に抑えられるのです。
定期的に購入すると、一括で購入するより取得単価が下がる場合もあり、その結果運用成果を出しやすくなります。
■ドルコスト平均法のデメリット
1.短期間で効果が見えにくい
投資で資産を増やすには、単価が低いときに購入して高いときに売却する、これが原則です。しかしドルコスト平均法は、長期的に価格上昇が見込まれる商品を、長期にわたって繰り返し一定額購入し、積み立てていく投資手法です。すぐに効果が目に見える形で現れるとは限りません。
2.手数料がかさむ可能性がある
一括購入の場合は、まとまった金額で商品を購入するので、購入手数料も1回で済みます。しかしドルコスト平均法は長期的に積み立てるため、購入手数料の総額が一括購入を上回る可能性もあります。対策は購入手数料の安い商品を選ぶことです。
私は保険商品や積立NISAで積立投資を行っていますが本当に手間がかかりません。価格が下がった時にも慌てることなく「今、安い価格で沢山購入できている」と思って気長に続けています。短期では結果は出にくいかもしれませんが初心者に優しいドルコスト平均法で資産形成してみませんか?
弊社では、FP1級の資格を持つ社員もおりますので、資産形成について的確なアドバイスができます!
保険だけでなく、資産形成、住宅ローンなどお金に関するどんなお悩みにも対応いたします。
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(記事:本社FP事業部 久富)