ロシアのウクライナ侵攻を巡り国連の事務総長は26日、モスクワのクレムリンでプーチン大統領と会談し、マリウポリの製鉄所に避難している民間人の退避に、国連と赤十字国際委員会が関与することにプーチン大統領が同意したとのこと。
製鉄所の地下施設には約1000人の民間人が避難しているとされ、その退避の安全確保のためにウクライナ政府は、国連や赤十字国際委員会の立会いを求めていた。
これは一見、朗報とのように思えますがよくよく考えると民間人が退避した後にはウクライナ兵士だけが残ることになり、そうなるとロシア軍は心置きなく攻撃をしマリウポリ制圧へと加速することになります。
プーチン大統領にとって、5/9の戦勝記念日に“マリウポリ制圧”という戦果を掲げることが喫緊の課題であり、なりふり構わずといったところでしょう。
ロシアのウクライナ侵攻が始まって既に2カ月となり、この先着地点はあるのでしょうか。
何の正義も無い今回の侵攻…その理不尽さと残虐さに憤りを感じるばかりです。