【岐阜 FP最新ニュース】老後資金、余裕がない世帯ができる対策って? 鍵は「ダウンサイジング」
【岐阜 FP最新ニュース】老後資金、余裕がない世帯ができる対策って? 鍵は「ダウンサイジング」
値上げラッシュや年金額の実質目減り、退職金増税など、老後の家計に打撃を与えるニュースが日々報じられる中で、定年を意識する世代はもちろん、若い世代の中でも多くの人が老後不安を抱えています。
しかし、本来定年は、子育てから解放された世代が激務や重い責任からも解き放たれて、新しい働き方や生き方にチャレンジできるようになる節目です。正しい知識と早めの準備で、自信を持って新しい人生をスタートしたいものです。
『知っている人だけが得をする 定年前後のお金の選択』(青春出版社)の著者で、ファイナンシャルプランナーの森田悦子さんが、豊かな定年後を迎えるために40代からできる準備として、投資をしなくてもできる老後資金対策について紹介します。
森田悦子さん
【森田悦子 ETSUKO MORITA】
フリーランス記者/日本FP協会認定AFP(ファイナンシャルプランナー)
石川県生まれ。金沢大学法学部を卒業後、地方新聞記者、編集プロダクションを経て独立。主な執筆分野は資産運用、年金、社会保障、金融経済、ビジネス。新聞、雑誌、ウェブメディアなどに取材記事やインタビュー、コラム、ルポルタージュを寄稿。最新刊『知っている人だけが得をする 定年前後のお金の選択』(青春出版社)が発売中。
忙しい現役世代にはストレスの多いチマチマ節約は不要
sesame / iStock
老後のお金は足りるのか、生活できるのかということは、現役世代にとっても大きな心配事のひとつです。そのために投資を始めたり、収入や年金を増やす方法をあれこれ考えたりするわけですが、なにもお金を増やすだけが老後資金対策ではありません。
出ていくお金をうまく減らすことができれば、収入が増えなくても老後の家計は安定させられます。
家計のダウンサイジングの着手は早いほど効果的で、現役時代から家計のスリム化ができれば、浮いた分を貯蓄や投資に回せるうえ、将来年金生活になったときの生活費も小さくできるので、無理のない老後対策が可能になります。
支出を減らすといっても、節電や節水といったチマチマした節約は手間がかかるうえ、忙しい現役世代にはわずらわしいだけで効果は大きくありません。まずはストレスなく実行でき、高い支出削減効果を継続できる「固定費」から見直すのが鉄則です。
たとえば、近年劇的に下がっている携帯電話の料金プランを活用するといった対策は、固定費削減の王道です。
まだ手を付けていない人は、長い間古いプランのままにしていないかチェックしましょう。事業者を乗り換えなくても、新しいプランにするだけで数千円安くなる場合もあります。
(本文の続きは、以下のリンク先にあります)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92fac1d2a5c70ef047c48805b2789707a2587fc