【岐阜 FP最新ニュース】【シングルマザーのお金問題】子育て中なら知っておきたい。離婚や死別…ひとり親世帯になったときに役立つ公的制度のこと
【岐阜 FP最新ニュース】【シングルマザーのお金問題】子育て中なら知っておきたい。離婚や死別…ひとり親世帯になったときに役立つ公的制度のこと
ミドルエイジが直面する介護やお金の問題について、介護の専門家でFP資格を持つ渋澤和世が、皆さんのお悩みにお答えします。今回は、夫を亡くし、シングルマザーとして奮闘中だという由紀子さん。悩みの種はお金のことのようですが……。話を聞いてみましょう。
夫を亡くして襲いかかるお金の不安
半年ほど前に夫をガンで亡くし、シングルマザーとして2人の娘を育てています。ここに至るまでには本当にいろいろなことがありましたが、日々のあれこれに忙殺され、ここまで騙し騙しやってきました。
上の娘は高校生ということもあって気丈に振る舞い、私を支えてくれますが、パパっ子だった下の娘は半年経った今でも元気がありません。
私も気張ってはいるものの、ふとした時にいろいろな感情が込み上げてきます。今後の生活のことを考え出すと夜も眠れない日もあり、今は特にお金のことが頭から離れません。
夫が闘病していた頃は、お金の心配は二の次で、ただただ生き続けて欲しいということしか考えられませんでした。亡き後もいろいろな手続きに追われていたので、それが落ち着いた今、ようやくこの先のことについて少しずつ考えられるようになったのです。
幸い私自身は運送会社の事務員として働いているので、今すぐお金に困ることはありません。ただ、一家の大黒柱と言えるほどの額はもらえておらず、周りに「子どものためにもあなたが頑張らないとね」と言われるたびに不安な気持ちが増していきます。
今後ひとりで子どもを育てるにあたり、知っておいた方が良い支援などがあれば教えていただけますか?
シングルマザーの平均年収は273万円
まずは相談を寄せてくださった由紀子さん。旦那さんがお亡くなりになってとてもお辛いと思いますが、少しでも楽になれる制度などをご紹介します。
死別したシングルマザーは、お金の心配はもちろん、子育ての不安、そして自分が倒れてしまったらという健康状態の不安に加え、「保険金が入って裕福なのでは?」と心無い言葉を掛けられることがあるかもしれません。ですが人にわかってもらおうと頑張る必要はないと思います。今回はお金の問題を中心に取り上げますが、問題をまとめて考えるのではなく、1つ1つ考えていく方が楽になるかもしれません。
厚生労働省が行った「全国ひとり親世帯等調査」によると、2021年時点でのひとり親世帯は134.4万世帯。
ひとり親世帯になる理由は、母子家庭・父子家庭ともに離婚が8割弱を占め、他に死別や未婚が続きます。 ひとり親世帯になった時の末子の平均年齢は、母子世帯では4.6歳。子育て真っ只中の年齢でひとり親になってしまうにも関わらず、平均年収は273万円という結果が出ています。
真剣に離婚を考えている方であれば、お金のことまできっちり調べて決断されると思いますが、漠然と離婚を考えている方や今回の相談者・由紀子さんのように死別してしまった方のために、ここで改めて自治体の頼れる子育て支援について見ていきましょう。
(本文の続きは、以下のリンク先にあります)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b2706aa2ae51238af7473496717b8338d0e6f2b