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がん患者もがん保険って必要?

元がん患者(12年前、40歳で乳がんを罹患)、営業の遠藤です。

結論から先に言いますと…、多くのがん患者こそ「がん保険は入っておきたい」と感じるのではないでしょうか。もちろんそう感じなかった方もいらっしゃるでしょう。要・不要のジャッジは、がんを経験した後はむしろ明確になるような気がします。経験のない方にとっても今後の参考になるよう詳しくお話ししますね。

 

がんを診断されてからまず不安なのは、何でしょうか。

私の場合は、治療っていつまで(期間)かかるの?それはいくら(金額)かかるの?体に負担はどれだけあるの?そもそも、治療の終わった先はどうなるの? それこそ、不安は尽きません。

 

そんな心理状況の中で、ひたすら病院では精密検査の嵐です。がんの大きさ、全身への転移の有無、それがわかると次は手術に向かって体調の検査です。私は心臓の検査結果が少し引っ掛かって再度のやり直し、クリアにならないと手術は受けられません。

 

都度支払う検査代も馬鹿にならない中、仕事はどうしたってお休みしますし、その先の「休暇申請」がどれほど続くかもわからないままで過ごします。これ、不安にならない要素ありますでしょうか…不安しかないですよね。

 

「がん保険、入っておけば良かった」

この時にとても悔やみましたけど、もう遅い。当時私は保険業界で働いておらず、そのうち入ろうかなーくらいの感覚で、来店型ショップへ行く時間もない多忙な生活でしたので・・・心底落胆しました。もらえるのは県民共済の保険だけでした。

 

さて、そうはいっても当時の私にまとまった貯蓄があったら、そこまで気にしなかったかもしれません。お金の心配をせず、もっと「体調」についてや「仕事を休んでしっかり治療する」ことを中心に考えていたかも。あと、やりたかった整形手術(乳房を全摘したので、乳房再建をしたかった!)もすんなりできたと思います。当時、摘出と同時進行だと200万円を用意しないとできませんでしたので。※今は健康保険が適用でき、安くなりました        

国立がん研究センターにて発表されている「がんに対する意識調査」201810月発表の資料を見ると、「自分や身近な人ががんに罹患したときに感じる不安」の圧倒的1位はやはり、治療費と収入についてです。2位は余命・治るかどうか。3位職場との関係・治療と仕事の両立。12年前、私の感じた不安ともぴったり一致しています。

 

つまり、がん保険はその不安の解消の一役を担ってくれると思います。逆に言えばお金に不安がない方は無用であると言えます。

 

長く治療が続くなら、収入を補償してほしいと思う可能性もあります。(会社員の方は、傷病手当金によって16か月の間収入の一部をまかなえますが、その先は仕事に復帰しないと収入は途絶えてしまいます)自営業の方ならなおさらでしょう。この場合は、毎月のお給料の代わりをしてくれる、収入補償保険が安心を与えてくれると思います。

両方入っていれば、これはもう金銭的不安の半分は解消、といえるかもしれません。

 

このようにがん保険に限らず、保険はお一人お一人のご事情によって、要・不要が分かれるところです。健康な時こそ、冷静に正しい判断で保険の加入ができる訳ですので、一度保険のプロとじっくり相談してみてはいかがでしょうか。

どうか私のように、「なんとなく考えてはいたけど後回しにしていたら罹患してしまった」と後悔の無いように・・・。

 (記事:本社コンサルタント 遠藤)

 

 

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