【岐阜 FP】ありがとうございます
今日は気温がグングン上昇して、蒸し暑くなりそうですね。熱中症にもお気をつけください。
さて前回からの続きなのですが、
ひとりで細々とやっていた頃にたまたま
「週2~3回、夕方から小学生の指導を手伝ってくれないか。」という話が舞い込んできました。
大手進学塾ですが低学年は寺子屋方式での指導とのこと。
夕方からならいいか、と軽い気持ちで引き受けたもののやり始めると子どもたちが可愛くてかわいくて…
何より
「塾の国語は楽しい」「センセイのおかげで国語が好きになった」と言われるのが嬉しくて、
学年が上がり「ではそのまま集団の授業を」と言われ、
気が付けば中3まで持ち上がっていました。
(そういえば私、教育学科だったことを思い出しました 笑)
その過程で2年目には「もっとしっかり子どもたちと向き合いたい!」という気持ちから
保険の仕事からはキッパリと手を引いたのです。
こうして丸10年非常勤として勤めたのですが実績重視・経営最優先の姿勢に疑問を感じ始め、
管理職であった夫のあまりの激務にも「いつか心身共に限界がくるのでは」と案じていました。
(帰宅は午前2時や3時も当たり前、路上強盗にあって新聞に載ったことも 笑)
自分たちが理想とする
【利益重視ではなく、子どもたち自身のための塾】を創業しようと決断しました。
紆余曲折、ありとあらゆる困難がありましたが何とか開校し、
徐々に生徒も増えてそれなりに回っていました。
もちろん私と夫だけではできないので、主に教育学部や医学部の優秀な学生さんたちの力を借りました。
面接の際に私が唯一お願いしていたのは
「勉強がわからない子の気持ちをわかってあげてください」です。
私自身、集団授業で一番心掛けていたのは
“学校で目立たない子でも、塾なら時にヒーローになれること”
自分から来ない子にはこちらから話かけ、机間巡視で正解の問題を覚えておいてその子に当てたり…。
基本的には個別であっても集団であっても1:1の関係を大切にして、
単に学力だけでなく
【人として生きていくのに大切なこと】を自然に学んでいけるような環境作りをしてきました。
私が本気で怒るのは勉強のことではなく、
安易に人に「死ね」と言ったりいじめっぽい行動や発言をした時だけでした。
こんな感じのアットホームな塾で、
卒業生はみんな何かと立ち寄ってくれたり結婚式に招かれたり…
「ここが自分の母校です。」と言ってくれる高校生もいました。
でも状況が一変したのは2年前の2月…
まだコロナがよくわからない、とにかく恐ろしい感染症という認知で小中学校は休校になり、
家から出るなとの指示も。(今では考えられないような、社会全体がパニック気味の時期でした)
当然、大事な新年度募集の説明会はできず次年度の運営に必要な人数の確保ができなくなりました。
さらに塾でのクラスターが発生することも怖かった時期、
即座にオンライン授業に切り替えることもできず、何より対面での授業に対するこだわりがあったので、
年度途中で生徒にご迷惑をかけるよりは…と、
苦渋の決断で最後の大学・高校入試を終えてから閉校したのです。
そのことを生徒に告げたとき、
いつもはヤンチャで勉強ぎらいだった子が大粒の涙をポロポロこぼしていたのを見ると、
私も辛くて寂しくて泣けました。
こうして13年間の歴史に幕を下ろすことになったのですが、
後で考えるといわゆる持続化給付金を貰って、一定期間休校すれば維持できたのですが、
その頃にはそんな給付金が出るなんてつゆ知らずでしたから。
そうした悔いもありますが、夫と私が目指した理想に近いことができ、
“自分の力で生きていける強さと、人への優しさや思いやりを持った人”に育ってくれた沢山の卒業生を世の中へ送り出すことができたので、これで良かったのかなと思っています。
IT全盛時代でAI等もてはやされていますが、
例えば誰かの顔色や様子から
「何かあったのかな?」「何か悩んでいるのかも?」といったように察することは人間にしかできないことです。
仕事でも、最終的に人を動かす・人の心を動かすことができるのは人間だけだと思っています。
そんなこんなでまた新たな道を探すことになり、
私は縁あってこちらのらいふコンサroomにお世話になり、
何年ぶりかで再び保険に関係するようになったというわけです。
【人生のスタートラインは何度でも引き直せる】がモットーの私ですから(笑)
保険もずいぶん進化しており、まさに最初は浦島太郎状態でした!
でも、ここ《らいふコンサroom》では営業の担当者は常にお客様にとって最適なプランを考え、
時にはみんなで熱く意見を出し合っています。
それを優秀な事務スタッフの方々が正確に処理をしていく…
そんな雰囲気に「一人じゃなく、仲間がいるっていいな」とあらためて思いました。
ウクライナ情勢を中心に、コロナや値上げラッシュで何かと不安定な世の中ですが、
とにかく元気でさえいれば何とかなります。
最後に私のイチ押しコーナーとして(←勝手に作りました)
アルフィーの高見沢さんがkinki kidsのために書き下ろした
【命のキセキ】はホントにお薦めです(Lアルバム収録)
苦しいときに聞いて、何度も気持ちが救われ勇気がでました。
『生きることをあきらめない
さみしくてもつらくても
生きているそれだけで
何かが見つかるはずさ
命のキセキを信じて
今を生きよう』抜粋
実は私がこの欄を担当するのはこれで最後となりますが、
今後も《らいふコンサroom》をぜひ宜しくお願いいたします。
今まで、保険に関係のない独り言のようなブログばかり綴ってきましたが、
読んでくださって本当にありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さまにとって今日も良い一日でありますように(^^♪
(記事:安藤)